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ジオ・ラボネットワーク


業務について

 

試験処理能力と品質確保への取組

(1)試験処理能力について

全国9組合によるネットワーク化は、災害時のみならず業務集中時の処理能力を飛躍的にアップさせることができます。また、各組合間では、ほとんどの試験で相互互換システムが構築できているため、ジオ・ラボネットワークサーバーを介した互換性にとんだ納品が可能となっています。災害支援業務等にご活用ください。

集中時の大量処理が可能(一例をご紹介)

・粒度(フルイ+沈降) :3,930試料/月
・一軸圧縮試験 :1,430試料/月
・三軸(UU)圧縮試験 :960試料/月
・CBR(設計)試験 :570試料/月
・液状化試験 :128試料/月

(2)品質の確保について

ジオ・ラボネットワークでは品質確保のため、次のことを継続的に実施しています。

  • ①土質試験品質確保機構創設への支援
    2016 年度に(一社)全国地質調査業協会連合会の指導の下、土質試験の品質確保と土質試験技術者の地位向上を目指して、土の持っている多くの特性を熟知して適切に土質試験を行う力を持った技術者の育成と、次世代にその技術を継承する活動とを進めるために、土質試験品質確保機構が創設されました。ジオ・ラボネットワークは、その活動を支える中心的な役割を果たしています。
  • ②土質試験管理者資格取得の推進
    土質試験品質確保機構では、土質試験の品質確保のみならず、必要に応じて試験結果のコンサルティグができる技術者として「土質試験管理者」資格を創設し、試験による資格付与の他、定期的に資格養成講座を開催し、管理者教育を進めています。
  • ③「土質試験の一斉試験」制度継承支援
    (公社)地盤工学会により2013〜2021 年度まで実施されていた「地盤材料試験の技能試験」は、試験所の試験技能を比較・評価するための制度で、毎年全国の50〜60 の大学、建設会社、地質調査会社、土質試験実施機関等が参加していました。2022 年度の地盤工学会の技能試験終了を受け、土質試験品質確保機構では、土質試験の品質向上に向け、本試験の継続が極めて重要との考えから、(一社)全国地質調査業協会連合会の後援を受け、2023 年度から制度継承をすることとなりました。ジオ・ラボネットワークは、本制度の円滑な推進を図るため、実務を含めて積極的に支援しています。
  • ④全地連技術フォーラムへの参加・技術発表
    ジオ・ラボネットワークでは、全国で毎年開催される全地連技術フォーラムへのブース展示を行うとともに、各組合職員が土質試験に係る技術発表を行い、日々の研究成果を示すことで対外技術交流を進めています。
  • ⑤組合技術者交流会での技術レベル向上への取り組み
    ジオ・ラボネットワークでは、ネットワーク内での技術向上を図る目的で、2013 年度から持ち回りにより技術者交流会を開催し、若手技術者が日頃の研究成果を報告し合う等の研鑽に務めています。
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地盤材料・動的試験の規格

土の物理試験は地盤の基本性状を把握するためのもので、密度試験、含水比試験、粒度試験、塑性・液状限界試験などがあります。一方、地盤の有するせん断強度特性、繰返し載荷特性などの各性質を力学特性と呼び、これらの特性を求めるための試験を力学試験といいます。ジオ・ラボネットワークに参加している各地域の協同組合は、公益社団法人地盤工学会基準(JGS)、日本工業規格(JIS)などに基づいて試験を実施しております。

また各種試験条件の設定、試験により得られた結果の評価方法・活用方法についてもご相談を承っております。

各組合が実施している地盤材料試験・動的試験の規格一覧 [PDF]

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